WikiReader/01 WikiReader 買っちゃった - Windows Phone

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WikiReader/01 WikiReader 買っちゃった

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ネット接続不要で 1万円と少しで買える辞書ガジェット「WikiReader

WikiReader は、ネット上の百科事典である「Wikipedia」の文字コンテンツ部分を収録した電子辞書だ。「Wikipediaって、無料のネットサービスでしょ?」「スマートフォンから検索するのと何が違うの?」と思った方は正解! その無料ネットサービスの Wikipedia の中身を閲覧できるガジェットが「WikiReader」なのだ。Wikipedia を検索するガジェットと言えば、Wi-Fi や 3G で接続するスマートフォンのアプリなどを思い浮かべるかもしれない。Windows Phone FAN / WindowsCE FAN の読者の方なら、スマートフォンの1台くらいはお持ちだろうから、それで使えばタダなのに、何でこのガジェットが必要なの? と思うかもしれない。

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結論から書くと、スマートフォンを持っていれば、この「WikiReader」は、別に必要ない。Google でググったって、同じような検索結果が得られるし、スマートフォンで Wikipedia にアクセスした方が写真なども含めて、よりリッチな回答に行き着くことは間違いない。

しかし、この電子辞書ガジェットが、約1万円という価格で買える と言われると、実用性とは別に、純粋にガジェットとして、どんなものか興味が沸くのではないだろうか?

ということで興味をそそられてしまったので、思わず発表日にぽちっとしてしまった のだ。元々 7月21日発売とのことだったが、予想外の注文があったのか、注文した ムラウチ.com に入荷・発送されたのは、8月6日のこと。ようやくこの週末、手元に届いて、触ることができたので、その内容をご紹介しよう。

なんとタッチパネル搭載なのだ

この WikiReader だが、外見を見ていただくと分かるとおり、ボタンが3つ。
「search」「history」「random」
と3つのボタンがついているシンプルなユーザーインターフェースとなっている。
これに加えて、本体上部に電源スイッチ (しかもオンすることだけできる) がついている。
たったこれだけというシンプルさだ。

履歴では、過去に表示したキーワードが言語を問わず並ぶ。
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しかし、Wikipedia のおもしろさは、キーワード紹介中に現れる他のキーワードをどんどんクリックしながら、知識を深めていけるところ。そんな操作はどうするの? と思ったら、なんと、1万円程度の機器ながら、この WikiReader の反射型モノクロ液晶パネルは、全面タッチパネルなのだ。下線が引かれたキーワードを人差し指でぽちっとやれば、1秒未満で、新しいキーワードが表示される。

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Wikipedia の情報量はとても多いので、この WikiReader の画面中に表示しきれるものではない。実はページのスクロールも、タッチパネルで行う。IS02T-01B 、もとい、iPhone みたいに、さっとなぞるとさーっとスクロールされていくのと比べると、少々もさい感じはするが、画面上をぐぐっと動かすと、それに応じて、画面がスクロールしてくれる。勢いよく指を動かせば、ちょっとだけ慣性的に動いてくれるところも、なんか、その努力に微笑ましさを感じる。1万円少しと安いんだけど、イマドキの、いや最新の電子ガジェットなのだと感じさせてくれる瞬間だ。

日本語・中国語・英語の切り替えも

WikiReader の最初のバージョンは米国で発売されているが、この日本語版は、英語・日本語・中国語の3カ国語分の Wikipedia を内蔵している。切替は、簡単でキーワード入力の画面で地球儀のアイコンをタップするだけ。そこで言語を選択するとソフトウェアキーボードとその変換方式が変更される。

地球儀をタップしたところ。英語、日本語(ひらがな)、日本語(ローマ字)、中国語が選択できる。
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日本語のローマ字入力と日本語のひらがな入力
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中国語入力と英語入力
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中国語とか、自分はさっぱり分からないのだが、適当にキーボードを叩くと、いろんな漢字に変わっていく。そこから中国語に親しんでいくのもいいかもしれない。

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単4電池2本で 1年間利用可能

この WikiReader はなんと、Wikipedia の文字コンテンツ部分を切り取って、内蔵の 8GB microSD に格納している。反射型のモノクロ液晶パネルではあるが、タッチパネルを内蔵している。その代わり一切の通信機能を省いてしまっている。その結果、たどり着いたのが、単4電池で 1年間駆動する (1日15分利用した場合) という長時間駆動だ。上記で紹介したシンプルながら最新の電子ガジェットの匂いがするところが第1の特長だとしたら、これが、WikiReader の第2にの特長といってよい。

毎日15分程度の利用であれば、1年間バッテリ交換不要というのは、使わないときも、鞄に放り込んでおけばいい。特にこの夏、帰省で新幹線に乗るときに持っていてもいいし、国際線の飛行機に乗る前に持ち込んでもいい。おそらく読み続けても、全部のエントリーを見きることはないし、ぶっちゃけ 1% だって読み切れないだろう。WikiReader には 400万語を超える見出し語が設定されていると言うから、時事縛りにしてもいいし、アーティスト縛りとか、記念日しばり、アニメ縛りもいい。歴史的な地名ばかりを拾ってもいいし、鉄道ネタや、航空機ネタ、政治家や有名人ばかり追いかけてもいい。どんなキーワードでもエントリを見つけることができるだろう。ちなみに「シグマリオン」とか「モバイルギア」なんていうキーワードだって見つけることができるのだ。あなたがどんなジャンルに関心があったとしても、楽しめるはずだ。

外観は比較的コンパクト ~ IS02 と比べてみた

と、一通り、WikiReader について書きたいことを書いたところで、ハードウェアについて、客観的なところをご紹介しよう。

WikiReader を Windows Phone 「IS02」と比べてみた

WikiReader の大きさを見ていただく上で、2010年夏モデルである Windows Phone 「IS02」と比較してみた。ご覧の通り、表面積的にはほぼ同じと言うところか。

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重ねたところをみていただくと、よりよく分かると思うのだが、幅は WikiReader の方がだいぶ広い。一方で縦は短い。
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厚みは WikiReader の最も薄いところは IS02 よりも薄い。一方で、全体的にはくさび形になっているので、手前は IS02 より薄いけれども、奥は2倍くらい分厚い。これは 単4電池の電池ボックスの厚みだと思って間違いないだろう。
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ちなみに手に持った重さは、WikiReader の方がちょっとだけ重く感じる。
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WikiReader の裏側

裏面もすっきりした作りだ。自分だけのステッカーとか貼っちゃうのもいいかもしれない。
ちなみに私は付属の単4電池ではなく、エネループを入れてみたが問題なく動作しているぞ。
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電池を取り外したところに、microSD 8GB が入っている。今後、Wikipedia のアップデートを適用する場合には、この microSD 8GB を取り外して、パソコンで内容をダウンロードするような方法をとる必要があるのだろうと推測している。なんせ、この WikiReader には、USB端子とかそういうものもカットされている、ほんとのスタンドアロンの電子機器なのである。
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まとめ

というところで、自分が感じた WikiReader について簡単にまとめよう。

操作性は値段を考えると快適

上記にも紹介したが、WikiReader の操作性は、1万円少しという価格を考えると、とても満足が行くものだ。こうしたガジェットが 1万円強で製造・販売できるということがすごいなあと思う。
購入したくなるかどうかは、人によりけりだろうが、こうしたガジェットが好きな人なら、ローエンドのガジェットがここまで来ているということをリアルに感じるためにも、購入すべきだと思う。私自身、Wikipedia は使っているが、この WikiReader が必須かと言われるとそれはない (きっぱり) 。でも、触ってみると面白い。そういうおもちゃだと思う。

辞書にもなれば最強。知的玩具としても最適?

触ってみて感じるのは、これが電子辞書になったら、もう少し購入者が増えるのではないか、ということだ。日本には「英辞郎」という優秀な英和辞典があるわけだが、これも Wikipedia コンテンツとマージして収納されていたら、もっと利用する場面が増えるような気がする。

比較的価格が安いため、子供向けの知育おもちゃとしてもお薦め? と思ってみたが、よく考えると、表記はすべて漢字で、ふりがななどもついていないため、少なくとも中学生以上、場合によっては高校生以上じゃないと、そもそも何が書いてあるのか分からないかも。

カスタマイズできればもっと楽しい?

Wikipedia を搭載した WikiReader というガジェットが教えてくれるのは、ハイパーリンクを組み込んだテキストデータというのは、このサイズ、このくらいの性能のガジェットでも快適に閲覧できるということだ。例えば、自分の指定したブログを WikiReader に取り込むことができたり、RSS の中身を取り込むようなことができても面白いのではないかと思った。

もちろん、どれもスマートフォンを持っていれば、そこで楽しめるものではあるのだが、バッテリや、電波を一切気にせずに、地下鉄だろうが、自宅だろうが、場合によっては飛行機の中だろうが、楽しめるというのは文庫本を持ち運ぶ感覚に近い。

いずれは、そうしたツールも登場してくる (調べていないだけで、実はもう登場しているのかもしれない) んじゃないか。そう想像をふくらましながら、たまに机の上にある WikiReader の「random」ボタンを押すと、まー、知らない単語の多いこと多いこと。1日数単語ずつ眺めるだけでも、世の中に詳しくなっていくような気がする。本で言えば、積ん読 (つんどく)。そんな目的で買ってみるのもいいかもしれない 2010年夏モデルのおもちゃなのである。



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Last-modified: Tue, 10 Aug 2010 03:09:27 JST (2657d)