W-ZERO3[es]Premium version/ホームメニュー - Windows Phone

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W-ZERO3[es]Premium version/ホームメニュー

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W-ZERO3[es] Premium version「ホームメニュー」

 2006年11月16日、ウィルコムから「W-ZERO3[es] Premium version (以下、「Premium version」が発売となった。「Premium version」が従来の「W-ZERO3[es]」と違うのは、2つのプリインストールソフトだ。
そのうち、11月末にも同社から無償提供される「ホームメニュー」を紹介しよう。

携帯電話と同等の操作性を実現

 W-ZERO3[es]の大きな特長の一つが「Windowsケータイ」であるということだ。OSに「Windows Mobile software for Pocket PC」を採用し、パソコンの操作体系を携帯電話の世界に持ち込んでいる。ところが、「Windows Mobile software for Pocket PC」のユーザーインターフェースは、ペンや、ジョグダイヤルを利用した操作を基本としたもので、必ずしも「W-ZERO3[es]」のホームファクタにベストマッチしているわけではない。

 「W-ZERO3[es]は外見が携帯電話と同じ形状で、本体にはカーソルキーとアプリケーションボタン、そしてテンキーを備えている。スタイラスを使った操作ももちろん可能なのだが、閉じた状態であれば、カーソルキー操作だけで行える方が楽。その操作性を実現してくれるのが「ホームメニュー」だ。

ホームメニュー画面キャプチャー

左がホームメニュー、右が従来のスタートメニューだ。
http://www.wince.ne.jp/Review/Katsuo/W-ZERO3_Premium/20061116203627.jpg http://www.wince.ne.jp/Review/Katsuo/W-ZERO3_Premium/20061116233024.jpg

ホームメニューを丹念に見ると気がつくのだが、使われているアイコンは、W-ZERO3[es]独自のものだ。プログラム名を選択すれば、従来の Windows Mobileのアイコンをそのまま利用することもできるが、多くには、「W-ZERO3[es] Premium version」専用のアイコンが用意されている。

また、ホームメニューの記述も「Winodws Mobile 5.0」用語ではなく、普通の携帯電話の用語に置き換えられているのが特徴だ。例えば「Windows Media Player 10 Mobile」を起動するためには、従来の「スタートボタン」を利用した場合には「Windows Media」を利用する必要があるが、「ホームメニュー」では、「Music & Video」という、よりストレートなメニューで選択することができる。この他にも、「Internet Explorer」はシンプルに「Internet」に。「ゲーム」の類はすべて「エンターテイメント」に。そして、Office MobileやPDFビューワーは「ビジネスアプリ」。「連絡先」「仕事」は、「ツールBOX」の中に格納されているという具合だ。また、「連絡先」は「アドレス帳」、「予定表」は「カレンダー」という用語に置き換えられている。これまで、携帯電話の操作に慣れ親しんだ人でもスムーズに「W-ZERO3[es]」に移行することができる。

動作は高速、2階層メニューで最大144個登録可能

 「ホームメニュー」の起動は速い。また動作も、かなり機敏なため使っていて気持ちがいい。一部のIT雑誌で「動作のもっさり感」を指摘されたこともある「W-ZERO3[es]」だが、こと、「ホームメニュー」に関しては、そうしたストレスを感じることはない。

 カーソルボタンの中央を押し込むと、ほぼ一瞬で「ホームメニュー」が表示される。カーソルの上下左右でメニューを選択することも出来るし、テンキーで一発選択することも可能だ。メニューは、最大で2階層メニューになっている。
 例えば、「ツールBOX」を選択すると、その中の「アドレス帳(連絡先)」や、「カレンダー(予定表)」が現れるようになっている。

http://www.wince.ne.jp/Review/Katsuo/W-ZERO3_Premium/20061116233107.jpg http://www.wince.ne.jp/Review/Katsuo/W-ZERO3_Premium/20061117023443.jpg

また、カーソル動作の設定変更も可能だ。
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カスタマイズしてみよう

 「ホームメニュー」は、カスタマイズも非常に容易だ。
 カスタマイズにあたって用意するのは、一般的な画像だ。アイコンで選択できる形式は、gifとjpeg、背景としては jpeg画像を利用することができる。

カスタマイズメニュー
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背景画像の入れ替えはJPEGを選択するだけ
文字色の変更も可能
http://www.wince.ne.jp/Review/Katsuo/W-ZERO3_Premium/20061116233202.jpg

例えばこんな見栄えに。
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アイコン設定も簡単に可能
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一方で、下記のように選択しなければ、アプリケーションに組み込まれたアイコンがそのまま利用される。
http://www.wince.ne.jp/Review/Katsuo/W-ZERO3_Premium/20061119131325.jpg

今後のWindowsケータイの向かう姿を見せるUI

 単なるラウンチャーだろと思って使い始めた「ホームメニュー」だが、そこには開発者の熱い想いを感じる作りになっている。上記と繰り返しになるが、「ホームメニュー」は、単なるカーソルキーで選択できるラウンチャーとして開発されたものではない。

 W-ZERO3[es]の購入者層と重なると思われる日本の中堅・若手ビジネスマン、学生は、パソコンを使い慣れている。とはいえ、「W-ZERO3[es]」に出会うまでは、外出時には携帯電話を利用し、その携帯電話の作法や、用語、文化に慣れている。そうした多くの普通のユーザーにとって、「ホームメニュー」がデフォルトで提供しているカテゴライズや、その用語は極めて分かりやすい。

 さらに「Windowsケータイ」らしいところが、そのメニューが簡単にカスタマイズできること。従来見栄えとカスタマイズの容易さは両立しないものなのだが、「ホームメニューでは、デフォルトでアプリケーションを配置すれば、そのデフォルトアイコンを使ってくれるし、自分で透過GIFなどを作成すればその好きな画像に差し替えることも出来る。センスがいいアイコンを作成するのは結構大変だが、誰かが作成したアイコンをダウンロードしてきて、簡単に「W-ZERO3[es]」の中に持ってくることも可能だ。

 今年、日本で登場した「Windowsケータイ」は、いずれも「Windows Mobile 5.0 software for Pocket PC / Pocket PC Phone Edition」をそのまま素で採用したに近いものだった。しかし、先日の「AKU3.0」のインタビューにもあったように、マイクロソフト自身もToday画面や、スタートメニューのカスタマイズを進めたいと考えているようだ。

 「W-ZERO3[es] Premium version」は、アプリケーション2本の追加ではあるが、こうした「より使いやすい Windowsケータイ」を目指す大きな一歩を感じさせる。来年以降も、続々登場してくる「Windowsケータイ」にとって、これが製品作りのベンチマークになっていくのではないだろうか。


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Last-modified: Sat, 18 Nov 2006 16:20:09 JST (3839d)