MSFPの特徴
MSFP(Messaging and Security Feature Pack for Windows Mobile)の主な特長は下記の通りです。
- Exchange Serverとの直接同期(Direct Push Technology)
Outlookメール、予定表、連絡先の他、新たに仕事のデータを Exchange ServerとWindows Mobileデバイス間で直接同期することができる。
- グローバルアドレス一覧の参照
Exchange Serverのグローバルアドレス一覧(GAL)がWindows Mobileデバイスから参照できる。これにより社内のExchange Serverに登録されている社員の連絡先などが、Windows Mobileデバイス上で外出先からも参照でき、メールや予定表などと組み合わせて活用できる。
- デバイスの管理および情報の保護
Windows Mobileデバイスの一元管理機能が提供される。
- セキュリティポリシーの適用
IT管理者が、Exchange Server 2003のコンソールによって、Windows Mobileデバイスへリモートから企業のパスワードポリシーを適用できる。具体的には管理対象となる各デバイスへのパスワードの強さ、長さの設定、およびMSFPを搭載していないデバイスの使用可否の設定などを行うこともできる。
- ローカル&リモートでのデバイス中のデータ消去
IT管理者が、リモートでWindows Mobileデバイス中の情報を消去したり、工場出荷時の状態に戻すことができる。また誤ったパスワードを指定回数入力するとデバイスのメモリのデータを消去するなどの設定を行うこともできる。
- 証明書ベースの認証
クライアント証明書による認証のサポートにより、パスワードの入力や、ログイン時の認証なしで企業内ネットワークへのアクセスを管理することができる。
- モバイルメッセージングソリューションの簡単な導入
- 既存の資産の活用
Exchange Server 2003とWindows Mobileデバイスを導入済の企業では、これらを統合的に活用することにより、企業向けモバイルメッセージングソリューションの構築にかかるサーバーやクライアントライセンス、ミドルウェアなどの追加費用を節減することができる。
- データ圧縮
Exchange Server 2003からWindows Mobileデバイスに送られるOutlookのデータ量が圧縮でき、通信料や通信時間を軽減することができる。
対応デバイス
現在、下記のデバイスが MSFPに対応しています。
- ウィルコム W-ZERO3[es]
- NTTドコモ hTc Z
- ソフトバンク X01HT