独占取材/2006.11.16 Chris Sorensen No.1 - Windows Phone

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独占取材/2006.11.16 Chris Sorensen No.1

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年末スペシャルインタビュー

 2006年11月16日(木)、WindowsケータイFANでは、Windowsケータイこと、Windows Mobile 5.0のアジア地域における戦略、ビジネス開発、端末企画等を一手に束ねる人物が極秘来日しているとの情報を掴んだ。その人物は、シンガポールから午後のフライトで日本に移動中で、夜東京都内には到着するらしい。マイクロソフトは、2006年、W-ZERO3 WS004SHW-ZERO3[es]hTc ZX01HTと一気に4機種のWindowsケータイを市場に投入することに成功している。この後、登場が噂されているあのデバイスや、高い顧客満足度を売りにしている大手キャリアについて、など、年末~来年に向けての動きを聞くために、WindowsCE FANスタッフ2名が、その人物の宿泊先を突撃取材した。

【独占取材】マイクロソフト ウインドウズモバイル アジア統括担当 クリス・ソーレンセン氏

Chris Sorensen
Microsoft Operations Pte Ltd
Mobile and Embedded Devices Division
Lead Product Manager,Asia Pacific & Greater China

Windows Mobile 5.0 Software for Pocket PC AKU3.0

シンガポールから6時間のフライトを終えて、ホテルにチェックインしたばかりのクリス氏だったが、取材の目的等を説明したところ、夜 20:30を回っていたにもかかわらず、快く取材に応じていただくことができた。

まず、クリス氏は、本題に入る前に、ということで、最近発表されたばかりの Windows Mobile 5.0 aku3.0の概要とWindows Mobileのロードマップの簡単なレクチャーを行ってくれた。

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AKUとは?

 Windows Mobile 5.0 では、マイクロソフトが各携帯電話メーカー向けに、OSとパッケージを出荷した後にも、段階的に、アプリケーションライブラリの追加や、製品の不具合修正、日本語等マルチランゲージ対応における表記の変更等が行われている。まるで、デスクトップ用のOS「Windows XP」で、Service Pack のような形でアプリケーションの追加や改良が行われているわけだが、Windows XPと根本的に違うのは、AKU は、ユーザーが自分ではダウンロードすることができず、必ず、メーカーでファームウェアアップデートの形に仕上げられたあと、エンドユーザーに届けられる点だ。このため、一度端末を買ってしまった後では AKU の恩恵にあずかることは少ない。しかし、同じ Windows Mobile 5.0 を搭載したWindowsケータイでも、後から登場した方が、ベース機能のブラッシュアップや、様々な機能強化が行われているということになる。

 ちなみに、AKUとは、Adaptation Kit Update の略称だ。
 実際には、AKUで提供された全ての機能をメーカーが利用する必要はなく、提供されたソフトウェアパッケージの中から取捨選択し、さらにメーカーが必要なカスタマイズソフトを開発して、一つの Windowsケータイになるのだ。

AKU3.0までの軌跡

 クリス氏によれば、Windows Mobile 5.0の登場以降、AKU3.0に至るまで、下記のような改良が重ねられてきた。これをみると、最新の W-ZERO3[es]や、X01HTでは、すでに採用されている機能もあることが分かるだろう。

特に、日本語版は、NTTドコモや、ウィルコム社からかなり多くの要望を受けて、表記も含めると約数百カ所の記載や、細かい使い勝手を修正したという。

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【AKU2.0~AKU3.0で修正した主な内容】

  • ユーザーインターフェースの改善
  • ダイナミックローテーション
    液晶画面を回転させると自動的に画面も縦や横になる。
  • UI画面のカスタマイズ
    Today画面の替わりに、抜本的なカスタマイズを行うことも可能。
  • サブディスプレイサポート。
    日本の折りたたみケータイのように、背面にも小さなカラー液晶が付属された。そのカラー液晶に表示する情報も簡単に既存機能の中から選択できるだろう。
  • アドレス帳では、SIM内の電話帳と、Windowsケータイに記録している電話帳は同時に見ることが出来なかった。しかし、このバージョンからは、SIM内の電話番号も、本体に記録している電話帳も、マージしてアルファベット順などに並べられるようになる。また、ファイルエクスプローラーで本体メモリ内のファイルとメモリカード内のファイルが区別できるのと同等のアイコンによる区別は可能だ。
  • ハードリセットすると、最初に登場するタップ&ホールドのトレーニングをスキップすることが出来る用になった。
  • メールアドレスのクイック設定が、さらに強化された。(著名メールサービスについて自動設定が可能になった。)
  • Windows Media Player 10 Mobile の改良
    • 再生ビデオサイズを自由に変更できるようになった。
    • プレイリストの保存機能
    • イコライザー機能
    • クイックサーチ機能
  • 日本語化/ローカリゼーション対応
    • ランゲージパックの追加
      最初のセットアップ時に、ランゲージパックをダウンロードして、ハードリセットすると、海外デバイスでも日本語版等にすることができる。
  • その他の追加機能
    • インターネット・シェアリング機能の追加
      例えば、PC用のモデムとして利用しているときに、同時にヘッドセットで音声通話ができる。
  • WPA2など無線LANサポートの強化
  • OMA1.0に準拠したDRM機能
  • ジョグダイヤルのサポート
  • A2DPの改良

以上のように同じWindows Mobile 5.0でも初期のバージョンよりは、かなり多くの機能が追加されているのが分かるだろう。

次回は、アジアのWindowsケータイ事情

 さて、AKU3.0の紹介が終わったところで、クリス氏が普段いるシンガポールでのWindowsケータイの様子を聞いてみた。すでに日本の何倍もWindowsケータイが出荷されている日本以外のアジアの様子を次回第2回に掲載したい。

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Last-modified: Fri, 17 Nov 2006 09:16:02 JST (3814d)