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特集/0006_対決! Windows ケータイ vs iPhone 3G/02_どっちが便利? インターネット機能徹底比較インターネットを快適に使えるのははたして!?エンターテインメント機能に続いては、もはや人々の情報収集には欠かせなくなったインターネットに関する機能について対決を行ってみたい。インターネット利用と言っても、インターネットブラウザからのアクセス、ネットと連携するアプリケーションに内蔵された独自ブラウザからのアクセスと手段はいろいろあるため、ここではインターネットブラウザと Web サービス連携機能の 2 つに分けて比較を行っていきたい。 Windows ケータイ vs iPhone 3G メインブラウザの機能ならどっち?まずは本体に標準で搭載されているブラウザの比較を行いたい。Windows ケータイに標準で搭載されているのはご存じ「Internet Explorer Mobile」。Ajax や DHTML、XHTML1.0 / 1.1 、Mobile WAP 2.1.3 に対応し、Web ページ上のテキストコピーやファイルの直接ダウンロードも手軽に行えるなど、Windows Mobile 初期と比べてずいぶんとブラウザとしての完成度は高まっている。ただし、まだまだレンダリング速度や操作の手間など、まだまだ改善してほしいところは数多く残されている。 一方の iPhone 3G に搭載されている「Safari」は、本家 (?) である Mac / Windows などの Safari 同様に高速なレンダリングによる快適なブラウジングが可能だ。何より優れているのはマルチタッチによる直感的な操作で、高速レンダリングとも相まって非常に気持ちよくブラウジングができる。その反面、Web サイトの情報を一部クリップしたくてもテキストコピーができない、Flash の再生に対応してないなど、PC 同様の感覚で Web を利用したいという人にはもの足りない面があるのは事実で、動作が不安定なことに関しても問題視する声が聞かれている。今後のバージョンアップが待たれるところだ。 上記は OS 標準のブラウザの話しだが、最近の Windows ケータイでは「WILLCOM 03」や HTC 製の Touch シリーズのように Internet Explorer Mobile ではなく、Opera の高性能ブラウザ「Opera Mobile」を端末標準のブラウザとしているメーカーが多い (ここ最近リリースされたものはすべて?) 。こちらはレンダリングの速度ではやはり Safari にはかなわないものの、機能面や再現性では IE や Safari を超える部分もある。閲覧の快適さでは譲るものの、Internet Explorer Mobile と Opera Mobile という“2 つの標準ブラウザ”を有するという点では Windows ケータイも負けていない。 Windows ケータイ vs iPhone 3G ブラウザのバリエーションならどっち?先の対決項目で Opera Mobile の話しが出たところで、ブラウザのバリエーションに関しても触れておきたい。ご存じのように、Windows ケータイでは非常に多くのインターネットブラウザがリリースされている。先の項目で登場した Internet Explorer Mobile や Opera Mobile をはじめ、エンタメ対決でも紹介した「SkyFire」、トップクラスのブラウザ性能を誇る老舗メーカー ACCESS の「NetFront Browser」、アイビス「ibisBrowserDX」など、実にバリエーションに富んでいる。このように自分の用途に合わせたブラウザを好きなように選べるというのは、iPhone 3G には無い Windows ケータイの魅力だ。 ところが、iPhone 3G といえば汎用のインターネットブラウザは現状 (少なくとも国内向けに提供されているものとしては) Safari くらいしか存在しない。これはもう比較するまでもなく Windows ケータイの勝利と言っていいだろう。Safari 自体がかなり優れたブラウザであるため、「これさえあればいいんじゃない?」と言いたいところだが。実際は Flash 非対応や安定性に欠けるなどの不満な部分もあり、選択肢が用意されていないのはつらい。
Windows ケータイ vs iPhone 3G Web サービスを利用するならどっち?写真の共有やファイルの共有など、さまざまなサービスが提供されている Web サービス。最近ではこうしたサービスとスマートフォンや携帯電話との連携も注目されている。インターネットブラウザでは、こうした Web サービスを活用するなら Windwows ケータイと iPhone 3G ではどちらが便利なのだろうか。いずれもアプリケーションの追加によってさまざまな Web サービスに対応するのは同じだが、ここでは標準の状態で比較をしてみたい。 Windows ケータイでは“Windows Live for Windows Mobile”があらかじめ用意されている。この機能を利用するにははじめに Windows Live のアカウントを用意する必要があるが、アカウントさえあればインスタントメッセンジャーの「Windows Live メッセンジャー」、Web メールサービスの「Windows Live Hotmail」、ブログサービスの「Windows Live スペース」など、実にさまざまな Web サービスとスムーズな連携が可能になる。また、現在 Windows ケータイでは最大のハードウェアベンダーである HTC 製の端末 (X04HT や S21HT 、HT-02A など) であれば、動画視聴の「YouTube」や TouchFLO 3D から利用できる「天気」なども標準で利用できる。 一方の iPhone 3G では、iTunes Store と連携する「iTunes」および「App Store」、動画視聴の「YouTube」、地図サービスの「マップ」(=Google マップとの連携) 、「株価」が標準の Web 連携機能 (「Y! SoftBank」はキャリア独自のため対象外とする) 。楽曲やアプリケーションの購入、Podcast の視聴とエンターテインメントをすぐに楽しめるだけでなく、マルチタッチを活用した操作性も抜群でいずれも優れた Web サービスばかりだ。ちなみに、Google マップとの連携に関しては Windows ケータイでも専用の Google 純正アプリを追加することで、ストリートビューなどの最新機能が iPhone 同様可能になる。 インスタントメッセージのやり取りやブログの書き込みなど“サービスに参加する”ことに特化している Windows ケータイと、購入・視聴・ダウンロードと“サービスを受ける”ことに特化している iPhone 3G という、実に対照的なものになっているのが非常におもしろい。このあたりはマイクロソフトとアップルという企業のカラーによるものだろうか。Web サービスの項目に関して言えば、利用者がスマートフォンをどういう目的で購入するのかにもよるので、どちらが優れているとは一概には言えない、というのがこの項目での結論だ。 Windows ケータイ vs iPhone 3G 勝負の結果は?インターネット機能という点に関しては、正直どちらが良いと単純に言いにくいのが正直なところ。標準のブラウザであれば (制限はあるものの) 操作の快適さ表示の速さで iPhone 3G に軍配が上がるが、ブラウザの選択肢の多さやブラウザからできることに関して言えば Windows ケータイが優れている。また、Web サービス連携に関して言えば、これはもう比較すること自体がなかなか難しい。ここは引き分けとするのが相応な気もするが、仕事柄ブラウザには実用性がほしい筆者としては、わずかに Windows ケータイに軍配を上げたい。
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