← 「イベント/TechEd2006YOKOHAMA/Day1_4つの約束_前編」より続く
休憩を挟んで、再び五十嵐氏のセッション。
後半は、社員力を高めて、仕事のパフォーマンスアップするためのWindows Vista、Office、SharePoint Serverの紹介。そして、昨年まではマイクロソフトの最大の課題だったセキュリティに関する内容だ。セキュリティに関しては、Windows XP Service Pack 2のリリースと前後して、マイクロソフト社の深刻な脆弱性の数は激減した。そのこともあってか、以前の一所懸命努力しているんだ、というよりは、ようやく真顔で「当然だ」と言えるレベルになってきたように感じる。
では、-24-Twenty-four風のナレーションで、再び後編。
その3 ワークスタイルの変化 - 社員力の進化 (People Ready)
- マイクロソフトの新製品を使った“できる”振り仕事スタイル?
デモ
- Windows Vistaのインデックスエンジンのデモ
- イントラネットやファイルサーバーの内容は、SharePoint Serverでインデックス化可能*1
- 個人検索 (Active Directory検索?)
- 個人検索結果には、検索結果の個人と、検索者の間の共通の友人がいれば、その情報も表示。これも、SharePoint Serverの機能
- 検索結果画面から、メッセージの送付や、Live Communication Server経由の通話も可能。
- SharePoint Server 2007から、PowerPointスライドライブラリーという機能がついた。
- スライドの1枚ずつのサムネイル一覧を見る機能である。
- さらに1枚ずつのサムネイルを「PowerPointに送る」とすると、そこからPowerPointが起動して、スライド編集が可能である。
- PowerPoint2007のスマートアート機能を使うと、すでに記入済みの箇条書きを元に、様々なプレゼンテーションモデルパターンに変換できる。
- Excel 2007 のアイコンセットという機能も便利。
セル通しの結果の比較で、あがった、さがったという矢印アイコンが入る
- Outlook 2007 は、Outlookのプレビュー表示の中で、インラインに添付ファイルを開くことができる。
- Outlookの右バーには、TODOに反映される。
- Outlook 2003では、複数人の Exchange Server上の予定を並べることができた。
1つのカレンダーにまとめて、複数人の予定をプロットすることもできる。
- Wordではバーコードを自動印刷する機能がついた。
バーコードを印刷する目的は、一度印刷したドキュメントが、SharePoint Server上のどのドキュメントかを簡単に特定することができること。
紙に落としても、効率的に電子ファイルに戻ってこれることを目的にしている。
- Workflowも、Word文書上から簡単に指定し、実行可能。
結果もそのアプリケーション上で取得することができる。
- Workflowを Submitすると上司の Outlookメールにアイテムが届き、その中にインラインで、
- 署名
- ワークフローとタスク
- 情報管理ポリシー
などが表示される。
その4 包括的なセキュリティ
- ファイルを暗号化し、パソコンを落としても Active Directoryにつながっていないと、文書が開けない、など。
- SOX法により、電子メールは 7年間の保存が義務づけられる。
Exchange Server 2007には、この機能がある。
- Vista はポリシー項目が Windows XP より約 1,000項目増えた
- HDD暗号化。
BitLockキーという機能を使って、USBメモリ上の復号キーと組み合わせないといけないようにできる。
- USBキーも、TMPチップという暗号化チップを組み込んでいて、セキュリティ対応されている。
- サーバー用のセキュリティパックは「Antigen」というブランドで提供される。
- Exchange Server用のウィルスフィルタなどが含まれる。
- クライアント用は、「ForeFront」というブランドで提供される。
- ウィルス、スパイウェアなどをまとめた統合的なマルウェア対応パッケージになっている。
- さらに、サーバー側から、これらのソフトの稼働状況を一元的に管理することもできる。