イベント/2007.11.21 Windows Mobile 最新動向説明会 - Windows Phone

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イベント/2007.11.21 Windows Mobile 最新動向説明会

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マイクロソフトは、メディア関係者対象とした Windows Mobile の最新動向説明会を、本日都内で実施した。説明会には、IDC Japan のシニア・マーケット・アナリストである木村融人氏も登壇し、Windows Mobile 搭載端末を含めた国内携帯電話市場の最新動向と今後の展望に関する説明を行った。

国内携帯電話市場の展望

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木村氏は、まず 2004 年第 1 四半期~2007 年第 3 四半期にかけての携帯電話出荷台数推移データ (IDC Japan 調べ) を挙げ、「台数としては悪くないが、最近は四半期ごとの上下動が大きい。市場の多品種少量化で“どういう端末がうけるのか”が読みにくく、キャリアもコントロールが難しくなっている」と分析。2008 年から 2010 年にかけての出荷台数予測は「販売方式の変更や 2 年契約のしばりなどによって、少し渋めになるのではないか」と語った。

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一方、IDC Japan が“Converged Device”とカテゴライズしているスマートフォンなどの OS 搭載端末市場に関しては、「新規端末のラインナップが増えており、知名度も確実に上がってきている」と説明し、さらなる拡大には、ブラウザやアプリケーションの充実度向上、薄型・高速化などプロダクト品質の向上、価格、プロモーションなどの組み合わせ戦略がキーポイントになるとの考えを明らかにした。

Windows Mobile 購入者傾向

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木村氏に続いては、マイクロソフト マーケットリサーチグループの古川淳一氏が登壇。2007 年 10 月に一般の携帯電話ユーザーと Windows Mobile 端末ユーザーを対象に実施した購買行動・評価の調査結果を発表。2006 年に実施した調査と比較して Windows Mobile 端末ユーザーの女性比率が増えていること、年齢層も 10~30 歳代の比率も 2006 年度の調査と比較して大幅に増加しているなどの分析結果を報告した。

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続く調査結果では、 保有台数 1 台の割合が 89%を占める一般の携帯電話ユーザーに対して、 Windows Mobile 端末ユーザーは保有台数 2 台以上が 64%を占めており、「携帯電話では通話、 Windows Mobile 端末ではデータ通信」という使い分けをしているのではないかとの予測も明らかにされた。

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さらに、Windows Mobile 端末の購入者は、一般の携帯電話ユーザーと比較して“PC メールや PC ソフトが使える”“PC データとシンクロできる”といった PC 的な機能を購入時に重要視していること、その一方で、一般的な携帯電話ユーザーは Windows Mobile に対して、より普通の携帯電話的な機能を意向していることなども明かされた。また、Windows Mobile 端末を購入したユーザーを対象にした調査では、音声通話や PC とのデータ同期、ゲーム、サイトやブログの編集といった項目に関して、そのほとんどの満足度が昨年比で 10%以上向上していることも発表された。

ただし、一般の携帯ユーザーを対象に行った認知度の調査では、Windows Mobile 端末の認知が全体の 61%、Windows Mobile 自体の認知が 40%、Windows Mobile への興味が 30%と低く、「ブランドや機能のさらなる認知度向上が課題」との見解も示された。

パネルディスカッション

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古川氏の調査報告後には、説明会の進行役を務めたマイクロソフト モバイル&エンベデッドデバイス本部長の梅田成二氏 (写真左) 、HTC Nippon のビジネス・ストラテジー & マーケティング本部 ディレクターである田中義昭氏 (写真中央) 、木村氏によるパネルディスカッションも行われた。

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国内市場向けに最も多くの Windows Mobile 端末を提供している HTC Nippon の田中氏は、「日本市場参入から 1 年が経過したが、その手応えは?」との梅田氏の質問に、「消えかかっていた (国内の) スマートフォン市場を拡大してきたなという手応えはある」とコメント。また、「外資系企業である同社が日本市場へ参入するにあたっての難しさは?」との問いには、「スマートフォンはグローバルのスケールメリットが比較的生かされる製品なので、比較的すんなりと参入できたかな」との感想を述べた。

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一方の木村氏は、「販売方法の変更などを受けて今後の携帯市場はどうなる?」との問いに「現状は悪くないが、2008 年という短いスパンで言えば厳しい状況になる。ユーザーのニーズはあるので、ハイエンドなカテゴリの市場が膨らむような試みに期待している」と語り、「カギとなるのはコアユーザー。まずはそこをしっかりと確保し、そこをどう広げていくかが数の上では重要」「ブラウザの向上やインターフェース、液晶やスピードの改善などを継続的にやってくのが良い」との考えを述べ、海外と比較してスマートフォンの需要が少ない国内市場について、「市場のニーズが無いわけではないので、“ベリースマートフォン”“リアルスマートフォン”といった別カテゴリの製品にチャレンジしてほしい」との提案を行った。

(タカシゲ)


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Last-modified: Thu, 22 Nov 2007 00:03:39 JST (3558d)