イベント/2007.06.07 ウィルコム新製品発表会

ついに迎えた新しいシャープ製ウィルコム端末の発表会。
ティザーサイトで明らかにされていた（？）スペックから
想像を膨らませていた人も多いのでは？
その新端末「Advanced W-ZERO3[es]」の発表会の模様をお届けしよう。

開催概要

• 開催日程：2007年6月7日（木）　11:00～
• 会場：ホテルオークラ

ウィルコム喜久川氏によるプレゼン

最初に登壇したのはウィルコム社長の喜久川政樹氏。
日本のスマートフォン市場の86％、PDA市場の6割を
創り上げてきたという自負を語り、
新端末はPC寄り（W-ZERO3）ではなく、
ケータイ寄り（W-ZERO3[es]）のものだと発表。
サイズ、スペック、操作感の3点にこだわった結果
「よりケータイとして使えるスマートフォン」であることをアピールした。

シャープの大和郡山で作られているため、
「MADE IN大和」（郡山）と誇れるような仕上がりになったという新端末
「Advanced W-ZERO3[es]」がいよいよ発表された！

協力企業からのプレゼン

まず、壇上に上がったのはシャープ副社長松本雅史氏。
氏はイメージ映像を流したあと、端末としての
「Advanced W-ZERO3[es]」のおもな進化点を3つ挙げた。

ポイント1：50mm×17.9mm（×135mm）というサイズ
ポイント2：ジョグ機能内蔵カーソルキー
ポイント3：3インチワイドVGA液晶

そのほか、赤外線通信に対応している。

続いてはマイクロソフト社長ダレン・ヒューストン氏。
Windows Mobile 6日本語版の特徴を3点紹介。
詳細は、前日に行なわれたマイクロソフトによる
発表会に詳しいのでそちらをご参照。

氏はWindows Mobileが、ライフスタイル面での普及は進んでいるものの、
ワークスタイル面での普及が諸外国に比べて3～5年遅れていると感じているそうで、
「Advanced W-ZERO3[es]」によって改善されることを期待している、と語ってプレゼンを終了した。

「Advanced W-ZERO3[es]」のおもな機能

ふたたび登壇した喜久川氏により、『Advanced W-ZERO3[es]』の
機能面での重要なポイントが発表された。

このスライドとその後のイメージムービーで、
・ワンセグはオプションで対応
・「W-ZERO3[es]」にはなかった無線LANに対応
・ジョグダイアルの正式名称は「Xcrawl」
・写真への手書きでの文字入力が可能
・名刺リーダの搭載
が、新たに判明した。

その後、スペシャルゲストとしてウィルコムのCMにも出演している
筧利夫氏（「W-ZERO3[es]」を使っているらしい）が登場。
「Advanced W-ZERO3[es]」の発売に向け、ハイテンションな激励を送った。

販売機時期など

気になる発売時期は7月中旬。
新規加入は29,800円、機種変更については
割賦販売を検討していることが明らかに。

予約は6月29日（金）を予定しており、
同時に、ビックカメラ有楽町店とヨドバシカメラAkibaで
タッチ＆トライイベントを行なう。

Q&A

最後は質疑応答コーナー。
内容を簡単にまとめてみた。

Q.出荷台数の予定は？
A.ウィルコムは目標などは公開しないポリシーだが、まずはファーストステップとして10万台を出荷。
　そこからさらに成長させていきたい。

Q.マイクロソフトは「Windows Mobile搭載端末を年末までに100万台」と発表しているが、
　これはWindows Mobile 6で新規にということか、これまでのものを合わせての累積のことか？
A.累積での数字。

Q.ワンセグのインターフェースや値段、メーカー、あと感度に変化は？
A.インターフェースはUSB、値段は1万円前後。
　前回と同じくピクセラ製だが、感度はよくなっている。

Q.機種変更での割賦販売の導入の経緯は？
A.機種変更であれば、エリアや使い勝手などの知識はある程度あり、
　割賦販売の問題が発生しないだろうと考えたため。新規の割賦販売も検討しているが、まだ未定。

Q.W-SIMなしの販売はあるか？
A.現在シャープと出荷量を調整中だが、製造できる台数は限られている。
　そのため当初は同梱したもののみ販売を行ない、のちに端末のみで販売を行なう。

Q.W-SIMはW-OAM対応のものか？
A.Yes。

以上で、ひとまず発表会は終了。
帰りにタブライド紙風の「Advanced W-ZERO3[es]」の資料が配布された。
これとまったく同じものではないものの、
似たようなものが一般（街中）にも配布されるかも？とのことだった。